痒くて痒くてたまらない!皮膚科で処方されたヘパリン類似物質とは!?
それは首元から始まりました。
初めは髪がやたらと首元に刺さって痒いなと思っていました。
その度ポリポリ、ポリポリ。つい掻いてたけど、一向に収まらない。収まらないどころか、お腹や腰まわり、背中や足と全身に広がっている。
そうだった、これ老人性乾皮症だ!!
ボリボリ、ボリボリ。。
寒いと肌のバリア機能が失われ、ちょっとした刺激にも痒くなることを思い出す!
これも加齢のひとつ。子どもの頃から皮膚は弱かったけれど、歳を重ねてまた弱いところに不具合が出やすくなっているのです。
痒いよー痒いよー痒いよー
かゆみって掻けば掻くほど皮膚を傷つけ、更に痒くなるという悪循環。
うぉぉぉぉぉぉぉーーーー!!
思考が全てかゆみにもっていかれる。
「掻いちゃダメ掻いちゃダメ」とおかっぱ頭の女の子の声が、頭の中でリフレインする。そういえばそんなCMあったなぁ。
痒いときに掻いちゃダメということを啓蒙してくれる、なかなかにインパクトのあるCMでした。商品名を、とんと忘れていましたが、調べてみたら「マキロンかゆみどめパッチ」の宣伝でしたね。
このおかっぱの女の子の「掻いちゃダメ」と間寛平の「かい~のぉ」が頭の中を駆け巡ります。
おかっぱVS間寛平!!
間寛平の攻撃!! 炸裂する「かい~のぉ」!! 強い、強い、間寛平!!
決まったぁ!!
勝利をおさめたのは、間寛平。せっかくの啓蒙も、痒さには勝てません。
もう掻きむしっています。
もう、無理ということで、会社帰りに急きょ皮膚科へ。
この見事に脂肪の乗った身体は絶対見せたくないとか思ってましたが、背に腹は代えられないというもの。
「先生、寒くなって乾燥しているからだと思いますが、首筋から始まって全身が痒いのですが」
「どれどれ。皮膚が乾燥してるくらいなら保湿のクリームでいいけど、赤く湿疹になってしまったらステロイドの入った塗り薬を使った方がいいよ」
なるべくステロイドは使いたくないということで、「ヒルドイドソフトクリーム」を処方してもらいます。
保湿効果の高さで有名なこの「ヒルドイド」、肌の弱い方ならよく知ったクリームかもしれません。
「何本ほしい?」
「じゃとりあえず10本で」
身体の診察があるかなと思いましたが、それはなし。
首の症状もさっと診ただけだったので、身体診なくていいんかなーと思いつつも、ほどよく脂の乗った身体をさらしたくないので、ほっとする凡子なのでした。ほどよい脂って、女性的な丸みとかじゃなくて、豚とか牛とか家畜系の脂の乗りです。
薬局ではジェネリックがいいと言ったら「ヘパリン類似物質」を渡されました。「ヒルドイド」と成分的には同じものです。
保険適用で、25g入り1本がたったの100円足らず。
で、この「ヘパリン類似物質」を調べてみると、「究極のアンチエイジングクリーム」とか呼ばれ、美容目的で使う女性も増えているらしいです。
血行にもよいらしくお肌もつるつる、とか…。安いし言うことなし。
冬は乾燥して顔も粉を吹いている凡子、顔にも塗ってみようと思った次第です。
使ってみたいと思ったあなた、まれに皮膚炎が起こったりすることもあるようなんで、そこは自己責任でお願いします。
「かい~のぉ」
乾燥との戦いはまだまだ続きます。