50代うすぼんやり生きています

50代のあれやこれや、管理人「凡子」が関わってきた今昔を綴っていきます

ポンコツ凡子、鍵を家に忘れれば…

凡子、うすぼんやりしているので、まぁ忘れっぽいです。「まぁ」というか「非常に」かもしれません。
これ、加齢かなとも思いますが、昔っからなので、元々の忘れっぽさに加えて加齢ってことだと思います。人の話も話半分でしか聞いちゃいません。不真面目じゃなくて、聞いても右から左に抜けていく。

ポンコツ凡子、鍵を家に忘れれば…

 

そんな凡子のことを息子は、親しみを込めて「や~いポンコツ」と呼びます。凡子も負けじと「ポンコツはポンコツを知る」と返してやります。

そんな凡子、先日もやらかしてしまいました。

何をしでかしたかというと、休日に通勤用とは別のカバンで出かけて、当然定期やサイフや鍵なんかをそっちのカバンに入れ替えて出たわけなんだけど、家に帰ったときに、鍵を通勤用カバンに戻し忘れ。

 翌日のんきに会社に着いて、いざ鍵を開けようとしてカバンを探すも鍵はなし。

凡子の家は3人家族。凡子が朝出かける時間には、出社時間が遅い旦那と、学生で朝が不規則な息子がいるので、鍵のことなんか頭からきれいさっぱり抜け落ちています。そう、鍵は家に置いた外出用のカバンの中。

人数の少ない会社なので、従業員の出社時間はだいたい決まっていて、たいがい下っ端凡子が一番乗りです。年齢は高いが、従業員数が少ないのでいつまでも下っ端。

「くっそ~!またやっちまったよ」

賢明な方はお気づきだと思いますが、またということは過去にもやったことがあるんですね、ハイその通り。
前は、鍵を忘れたことを忘れて家に帰り、息子が帰ってくるまで家に入れなくて、ひたすら彷徨うことに。

凡子の近所は田舎の住宅街なので、時間を潰せるおしゃれなカフェとか皆無です。唯一ある遠くのコンビニまで徒歩で歩きいの~で、時間を潰すハメになります。

最近のコンビニさんは、雑誌や本に紐が掛かっている率も高くて、立ち読みもできません。うろうろするにも限界あるよ。

同じ轍は踏まん。

二番出社の方を待ちながら、家に電話します。
時は8時20分。いるはずの旦那と息子、どっちも出ません。

「あいつら、寝くされてるな~」

携帯を鳴らしても出やしません。
旦那と息子にメールとlineで「鍵、家に忘れちゃった」と連絡。

ほどなく息子から「またかよ。ふぅ呆れるぜ」的なスタンプが。
「ごめん、お母さんの方が帰り早いと思うから、鍵、郵便受けに入れておいて」

ふぅ。これで一安心。息子、さすがよの~。ポンコツはポンコツを知るなんて言って悪かったよ。ポンコツ家族の中で唯一のポープ、期待の星やん。

旦那からは案の定、昼頃に寝坊してメール見ないで出社したという着信が。まぁ、お前には鼻から期待しておらん。所詮、ポンコツの旦那はポンコツ。

会社が終わり、いつものようにバスで1時間以上かけて帰宅。
息子よ、ありがとう。今日は、彷徨わずに済んだよ~。

郵便受けを探るも探るも探るも、鍵がない!

鍵ないじゃん!

一縷の希望を託して「鍵置いてくれたんだよね?」息子に連絡。
「あっ忘れた」
「朝、連絡したとき学校だったの?」
「家いたけど。3秒で忘れた」

お前は、コッコ コッコ コケッコーのにわとりか!
期待した凡子がバカだった。やっぱりポンコツ家族だったわ。

そうして凡子は、息子が帰るその日(の夜)まで、さすらいの旅路へと旅立つのであった。辛抱たまらん。

その夜、息子に騙されたと抗議すると、「忘れるあんたが悪い」とにべもないお言葉が。
ちーん。

(その後の凡子はかく語りき)

鍵を忘れないように心掛けるとか、そういう努力は無駄だと思うんですよ。
自分を責めるなんて愚の骨頂。
人間はミスをする。ミスをする想定のもとに行動するべきでしょう。
人間には、文明の利器というものがあるんですよ。
そう、鍵番人です、鍵番人。鍵をボックスに入れて暗証番号を設定して鍵を保管するアレですよ。キーボックスともいいますね。
ええ、家の郵便受けには、鍵番人が鎮座していますよ。これからもね、大活躍してくれると思うわけですよね。もっともね、お金払っているんだから、活躍してくれないと困るわけなんですよ。
忘れっぽいあなた、頼れるのは自分じゃない、家族でもない。鍵番人、鍵番人ですよ。