50代うすぼんやり生きています

50代のあれやこれや、管理人「凡子」が関わってきた今昔を綴っていきます

心理カウンセラー、心屋仁之助先生の『50歳から人生を大逆転』を読みました

心理カウンセラー、心屋仁之助先生の『50歳から人生を大逆転』を読みました。
心屋先生の本を読むのは、これで2冊目。

いい人生を生きていく最良・最大のコツは、今までとは逆のことにチャレンジすること。

心屋先生は、それまでの人生、「まじめに」「ちゃんと」「人に迷惑かけないように」「恥ずかしくない」よう生きてきて、ただ、何かがずっと、足りていないと考えていたんだそうです。

そしてその「足りない」を埋める為に、「がんばる」「努力する」「成長する」「成果を上げる」をずっとやり続けて、でも、「足りない」は、足しても足しても埋まらない。

心理カウンセラー、心屋仁之助先生の『50歳から人生を大逆転』を読みました

そのとき、逆のことをしていたんじゃないかと、心屋先生は気づきます。
他人の評価だけを気にして、嫌われないために、ずっと我慢をしてきた人生だったと。

その後、「足りない」の考えをやめ、「すでにある」に考えをシフト。

それまでの「自分は何かが足りていない前提」の努力を一切やめたのだそうです。
そしたら人生が、大逆転。お金や仕事、人間関係の心配が消え去って、悠々自適の生活へ。

心屋先生の、いい人生を生きていくコツは、

「迷惑ババア、クソジジイになって、わがままに生きる」ことだそうです。

迷惑ババア、クソジジイの理念で、自分の好きなことだけして、やりたくないことはやらない人生を選択する。そうやって好きなことだけやっていると、当然人に迷惑をかける。そうすると、人に頼ってばかりの、素晴らしい人生になる、と言うのです。

「すみません」「ありがとう」を言いまくりで、感謝ばかりの人生になる、のだそうです。

心屋先生のこの主張、今までの常識を覆す内容なので、「できるわけないじゃん。こんなの簡単にできたら苦労しないよっ」と、かなりイラっとくる内容になっています。まぁそれが、ブロックってことなのですが。

凡子は小心者でビビりです。今年50歳になりましたが、これまで人の顔色伺って、自分を出さないよう、なるべく波風立てないように、長いものには巻かれろ精神全開で、生きてきました。

ポンコツの自覚があるので、人に迷惑かけないよう、神経すり減らしてきたわけですが、もういい加減この年だし、そういうのもういいかなと思うようになりました。

自分が我慢すれば丸く収まるだろうって思ってましたが、我慢ばっかり続けていると、「こんなにガマンしているのに。きぃー」となって、いいことはありません。

我慢ばっかりしていると、我慢の回路が開きます。

我慢していることを相手に言わないでいると、相手は我慢しているってことに気づかないので、更なる我慢の状況をかぶせて来たりで、悪循環に陥ります。

で、もっと悪いことに、我慢ばっかしている人は、他の人にも我慢を強要しがちです。自分が我慢ばっかりしているから、我慢せずに自由に生きている人が許せないってやつですね。

「こんなに自分が辛い思いしてガマンしてるんだから、あなたもこんなことぐらいガマンすべきでしょう」的、思考。

でも、それって、はなはだ周囲に迷惑。我慢しているのは、その人の勝手な都合。周囲にゃ関係ありません。だったら、いっそ我慢なんかやめて、楽しく生きた方が断然いいです。

努力して頑張って成長して、人に迷惑をかけない生き方は、素晴らしい。凡子も、その価値観で生きてきたし、そこ否定はしません。

前向きにひたむきに努力している人のドキュメントとかドラマとかマンガとか、めちゃくちゃ感動するし、尊いことだとも思います。

ただ価値観が常に、進歩、達成、努力、向上とかだけに偏ってる社会って、息苦しんじゃね?と、思ったりします。

「足りていない」という欠乏じゃなく「既にある」と思えたら、自分のこと好きになれるし、肯定できる。何より幸せになれます。

人生の初めと終わりに、人に迷惑かけるようになっているのは、それなりに意味があることなんじゃないかと思います。

もっと幸せで自分らしく、楽に生きるコツが満載の一冊。50歳からになっているけど、50歳以下の人でも、十分楽しめる内容になっています。

「迷惑ババア、クソジジイになって、わがままに生きる」って、言い換えれば、自分らしく生きるっていうこと。

凡子も、迷惑ババアになって、わがままに自由に好きなことをやって、「あー楽しかった。いい人生だった」と、笑って死にたいと思います。
目指せ、意地悪ばあさん!!



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