生霊って、結構飛ばしたり飛ばされたりしているらしい
この前、テレビを見ていたら『ほんとにあった怖い話（ほん怖）2017』をやっていて、思わずテレビにくぎ付けになりました。
久しぶりに、館主の吾郎ちゃんが出ているのも、なんか嬉しい。
イワコデジマ イワコデジマ ほん怖 五字切り!！と五郎ちゃんに言われると、
皆（かい）、祷（とう）、怖（ほー）、無（ぶ）、弱気退散! と返してしまうじゃないですか。
これは「怖い」と思う弱い心を吹き飛ばすおまじない。さぁ、みなさんご一緒に。
マンガのほん怖が大好きだった凡子。今はさすがに雑誌は買っていませんが、山本まゆり先生の『魔百合の恐怖報告』は、今でもコミックス買ってます。
『魔百合の恐怖報告』に出てくる、霊能者、寺尾玲子さんってば、なんてかっちょいいでしょう！！
悪霊にも一切怯むことなく除霊、ときには菩薩のように浄霊。しびれます。
えっー、話を『ほん怖』のテレビに戻すと、今回もいつものように、オムニバス形式で話が進んでいきます。その中で一番身近にありそうで怖いなっと思ったのは、
杉咲 花ちゃん主演の『「影女」…生き霊さん、誰なの』。
あらすじをざっくり(うろ覚えなので、細部は適当です)説明すると、主人公（杉咲 花）が、古びたアパートに引っ越しをしてくるところから始まります。
念願の一人暮らし、ただ寝室の壁には黒い小さなシミのようなものがついています。初めはごく小さなシミだったのに、段々そのシミは大きくなっていき、やがてはっきりした人形の影に。
フォトフレームが突然壊れたり、誰もいないはずの部屋に人の気配がしたり、怪異現象がバンバン起こり、バイト先の先輩から紹介された謎の霊能力者からは
「生霊に取り付かれている」と超恐ろしいことを、告げられます。
「今度出てきたら、顔をよく見て。あなたの知ってる人だから」と霊能力者。
そして、その夜、壁の人影が主人公に忍びよります。恐怖に怯えながら、その顔を確認すると、
ぎゃああああぁぁぁ(主人公じゃなく、凡子の悲鳴。失礼しました。)
シーンが変わり、主人公が同窓会に出席しています。元カレと話をしているところに、主人公の親友の女の子が着飾って現れます。
「誤解のないよう言っておくけど、元カレのことは何とも思ってないから。他に好きな人いるんだ」と主人公。「えっ誰、誰？ 教えてよ」とはしゃく親友。
皆さんおわかりでしょうか？
そう、生き霊の正体は、なんと親友。
主人公の元カレが好きなこの親友、彼が主人公のことをまだ好きなんじゃないかと嫉妬して、生き霊を飛ばしてちゃっていたというオチ。
生霊の正体に気づいた主人公は、もう生霊を飛ばしてほしくないから、「他に好きな人がいる」とか言ってるわけです。観ている方も「親友いい加減わかっただろう」と思うのですが、そこまでしても、生霊はまだ、部屋に現れ続けるのでした。
うわっ、怖っ。何が怖いって、親友が自覚なくバンバン生き霊を飛ばしていること。
で、この話を見えない世界に詳しい友達と話していたら、実はこれ現実世界でもよくあることというから、驚きです。生き霊というと、おどろおどろしい感じですが、想念とか思いとか念と考えると、多分わかりやすい。
怒りを抑えつけたり、憎しみとか情念とか激しい感情を持っていると、もう飛んじゃってヤバいらしいです。
いやー怖い、怖い。
「飛ばしてんじゃね？ 自分」と思う人いらっしゃいますか？ いいんですよ、「だって人間だもん（←みつを風）」。凡子も飛ばしているんじゃないか、恐ろしくなります。
怒りで、頭の中から相手のことが離れない状態になるって、それって激ヤバ。
じゃどうしたらいいかというと、気づくというか、我に返ることだそうです。
じゃ逆に、飛ばされている方の人は、どうしたらいいのかというと、怖いと思うから生霊チャンネルに波長が合っちゃうようなので、飛ばしている相手と距離を置くとかスイッチをずらすといいらしいです。気にすると奴ら寄ってきます。
で、一番効果が高いのが「自分の波動を上げること」。生霊に悩まされている方、実践くださいね。
そこで、凡子は考えます。ワンコのリードのように、自分の情念になりかねない思いに、紐でもつけれたらいいんじゃないだろうか。ちょっと飛びそうなときは、くいっと引く、暴れ馬をなだめるように「どうどう」と言って落ち着かせる。そんな風に手なずけられたなら…。
また想念に紐つけるとか、バカなこと言い出したよとお思いのみなさん、これはバカなことではなくてね、生霊チャンネルからチャンネルをずらすという意味で、有効な対策の一つとしてですね…えっと、あの、そのう…。そうだ、ここは、「バカ」と思われる弱い心を吹き飛ばすおまじないだ。
イワコデジマ イワコデジマ ほん怖 五字切り!！
皆! 祷! 怖! 無!
弱気退散!
しゃんんしゃん。
喝っっっっっっーーーーー!
※ほん怖 五字切りは、「怖い」と思う弱い心を吹き飛ばすおまじないです。お間違いなきよう。
