50代うすぼんやり生きています

50代のあれやこれや、管理人「凡子」が関わってきた今昔を綴っていきます

ただのわがままを承知でいうけど、もう一度あのマンガの続きが読みたい

昔ハムスターを買っていた頃の愛読書は、あおば出版から出ていた、今はなき『ハムスター倶楽部』。

めで鯛、みなみ恵夢、黒崎さつき、じゅりあーの、たちばないさぎ、木原ちさとなど、各先生の描くハムスターが大好きでした。中でもとりわけ好きだったのが、葛原兄の描く『お兄さんとハムスター』。

実際のハムスターからはちょっとかけ離れたようにも見える、葛原先生の独自解釈のハムスター世界は、もう反則技。このゆるーいハムワールドって、多分葛原兄にしか描けない。

ただのわがままを承知でいうけど、もう一度あのマンガの続きが読みたい

個性豊かなハムスター、サチ、ペチ、もっちゃん、メム、チョウさん、そしてお兄さん(葛原兄)の活躍をいつも楽しみにしてました。

『ハムスター倶楽部』のvol.20では、近所で見つけた「インコ捜してます」という貼り紙と、そこから数十メートル離れた場所で見つけた「インコ見つけました」という貼り紙、この二人を結び付けてあげるべきか現在思案中との、兄からのメッセージ。

えええぇ、そこまで情報を握っているなら、二人を結びつけてあげてぇぇ。

とか思ってしまいますが、この二人が結びついたのか、もちろんその謎が解明されることはなく、『ハムスター倶楽部』を読み返す度、いまだに気になっていたりします。

『高校の人達 』というマンガも描いていらっしゃたので、そちらでご存じの方も多いかもしれません。

で、この葛原兄。今は、北海道でCD屋さんを営んでいらっしゃるようで、もうマンガは描いていらっしゃらないようです。

当然ながら、その作家さんが作品を描かなくなると、読者は当然読めなくなります。

かなり前に、大泉実成さんの『消えた漫画家』という本を読んだことがあって、既に手元にないので、内容はうろ覚えですが、漫画家の過酷すぎる状況が克明にルポされていました。

「消える」の中には、広義の意味で、ほぼ描かなくなるというのも含まれていて、『ガラスの仮面』の美内すずえ先生や『エースをねらえ!』の山本鈴美香先生、『幽・遊・白書』の樫義博先生(HUNTER×HUNTERはどうなったのかな?? 詳しくなくてすまん)などについても、書かれていました。

凡子は『ガラスの仮面』の大ファンで、中・高生の頃『花とゆめ』に『ガラスの仮面』が載っているのって、当たり前のことだったけど、今はコミックスが何年かぶりに出るとありがたくって涙が出ます。

『消えた漫画家』を読むと、消える理由は色々あるけれど、漫画家って人たち、…漫画家に限らず表現する人たちって、それこそ命を削って作品を作り出していることがよくわかります。
どんなに才能があっても、色んな事情があって、表現者でい続けるのは、すごく難しいことかもしれないです。

もしかして、葛原兄もマンガを描かなくなって(情報がないので、描いていない想定で言ってます)オーディア好きだったみたいだし、CD屋さんは、それはそれで幸せなのかもしれないし、「命を削ってマンガを描けとか、ずーっと表現者であれ」とか、責任も取れないし、言うことなんかできないのだけど、やっぱりね、続きが読みたいって思ってしまうのです。

その人の作品ってその人だけのもので、どんなにうまい作家さんがいても、その人の替わりに描くことはできません。

あっ、ちなみに『消えた漫画家』の中に葛原兄は入っていませんので、念のため。

表現者にちゃんと敬意を払っているのか、自分」なんてことも考えたりしたりして。

あ~、何がなんだかよくわからない記事になってますが、言いたいことは、葛原兄のハムマンガの続きが読みたいということでした。

『高校の人達 』は、こちらから読めるようです。

www.mangaz.com

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