50代うすぼんやり生きています

50代のあれやこれや、管理人「凡子」が関わってきた今昔を綴っていきます

自分のこと何て呼ぶ? あなたの1人称は何ですか

こんにちは。凡子です。

自分のこと何て呼んでますか。私、ワタクシ、自分、僕、俺、われ、わし、あたし、わい、あっし、ミーとか、色々あるかと思います。

凡子は、長らく自分のことを、「おく」と呼んでいました。へっ?と、思われた方、説明します。

自分のこと何て呼ぶ? あなたの1人称は何ですか

一人称の中に、私とか僕とかいう代名詞を使わない一人称があって、その中に親族呼称というものがあります。父さん、母さん、パパ、ママ、じいじ、ばあば、姉さん、兄ちゃんとかいうやつで、子供や孫を中心にして、家族の自分の立場を表現するものです。

wikiに詳しいです。

日本語の一人称代名詞 - Wikipedia

家族の間で使われる一人称です。会社で、自分のことを「ばあばがどうした」とか言っても、「頭湧いているの?」と言われるだけなので、当然と言えば当然です。

このことを見ると、日本の家族は、いかに子供を家族の中心に考えているかってことがわかります。

うちの息子が凡子を呼ぶときは、「おふくろ」でも「かーちゃん」でもなく、なぜか「おく」。
この呼び方をするようになったのは、息子が小学生くらいのときからだと思います。

その語源を聞いてみると、どうも「奥さん」の「奥(おく)」らしい。母親に対して「奥さん」という言語感覚を持つ人ってあんまりいないかなと思うんだけど、母親を「お母さん」とか「母さん」と呼ぶのが気恥ずかしいって感覚はよくわかります。

凡子も、その感覚持ってます。

子供が持つ影響力ってすさまじく、「おく、おく」と息子から言われていると、あっ自分は「おく」だなって認識になっていきます。親族呼称から派生した形(なのか?)で、家族間では一人称「おく」使ってました。

かあちゃんは、こう思うんだけどさ」というときに「おくは、こう思うんだけどさ」みたいな形で使います。人前ではさすがにないですが。

これが高じてくると、自分のことを思考するときも「私」とかじゃなく「おく」を使うようになります。考え事するとき、一人称使いませんか? 世の方々は、どうなんだろ?

で、最近この「おく」を抑えて、台頭してきたのが「凡子」です。

「凡子」はこのブログを書くときのハンドルネーム。凡子はまぁ性格も見た目も地味なヤツなので、ちょっと特徴出して覚えてもらいたいという、小ずるい意識も働いてハンドルネームを一人称として使っています。話者の名前というやつです。
その方がちょっとはキャラが立つかなとか思いまして。

外には一切影響を与えない弱小ブログなわけですが、書いていると自分には影響を及ぼすらしく、ブログを書いていると、一人称は「私」でもなく「おく」でもなく「凡子」になっています。

実生活でも記事を考えていると、つい「凡子」が顔を出します。

で、凡子と実際の自分にはいくばくかの乖離があって。ウソは書いてないんだけど、このちょびっとの開きって何でしょうね? 実際の自分はもう少し根暗いやつかもしれません。ブロガーの方々、実際の自分とブログの自分は寸分違わぬものですか。

ただ、いかんせんこのブログ、凡子のぐうたらな性格がわざわいして、ややもすると更新の間が空く空く。このままブログフェードアウトもあるんじゃね?という危機感は常にあります。

そうすると、今後使っていく一人称にはなりえないかもしれません。
「おく」も息子が独立して家を出た今、大方の役割が終わったといっても過言ではなく。

「おく」が政権を取るのか、はたまた「凡子」なのか、それとも第三の勢力が現れるのか。「私」とかいう無難なところに収まるのか、誰が政権を取るかで、今後の自分の生き方が違ってくるような気がしています。

今後、注意深くその動向を見守っていきたいと思います(笑)

 

(追記:記事タイトルが「自分のこと何て呼ぶ?~」ではなく「分のこと何て呼ぶ?~」になってました。大変失礼しました(+_+))

 

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