50代うすぼんやり生きています

50代のあれやこれや、管理人「凡子」が関わってきた今昔を綴っていきます

石井ゆかりさんの著書目当てで石巻の古本市に行ってみた

星占い「筋トレ」で有名な石井ゆかりさんが、「第6回石巻一箱古本市2017」に参加されることをブログで知りました。
著作を格安で、販売するらしい。全然知らなかったのだが、毎年参加下さっているのだそう。

iyukari.hateblo.jp

毎日lineに届く「今日の占い」や、金曜に届く「週報」を心待ちにしている凡子、石巻は、家から車で一時間ちょっと。もうこれは行くしかありません。

石井ゆかりさんを知るまで、星占いにそれほどの興味は持っておらず、雑誌の添え物的な感覚で読んでました。

友達に教えてもらって、「筋トレ」を読むようになって、

その文体、表現の美しさにズッキューンとやれられました。

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占いだけではなくライターさんでもあり、児童文学に造詣が深いからだと思うのですが、もう比喩が独特でユニーク。

占いのメッセージは本当に様々。短いときは「きびだんご、仲間」「愛、勇気、柵越え」とか。一言だと「値引交渉」「山盛御飯」とか。オノマトペだと「もこもこ…モグラが地下を自由自在に進むようなテリトリー感」とか。もう他の占いと全然違っています。

自分の星座以外の他の星座も、読みたくなるんです。
凡子、50年生きてますが、そんなの石井さんの占いだけ。

それまで持っていた、読み終われば「はい終わり」という占いの概念を見事にぶっ壊してくれました。

あーもう、言葉に癒される。
で、メッセージも全てポジティブ。

サイトのFAQで、占いにネガティブなことを書かないのはなぜですか?の問いに、

私は、ネガティブなことが見えているのにオブラートに包んで言わない、とか
ムリヤリ前向きに書いている、とか
そういうわけではなくて、
ホロスコープをみてもどうしてもそれが「悪いことが書いてある」ように見えないんです。
(略)
で、私の占いはあまりあたらないので、
あまり気になさらないで下さいね!
石井NP日記「ツイッター関連FAQ」より引用

との回答が。

「あたらないとか言っていいの?」世界感が、占いってスケールじゃない!!

占いのカテゴリに収まらない、別な何かに進化している。

全ての側面に光を見出す才能に、もうやられてしまうわけです。

生きていると色んなことがありますが、一見ネガティブに見える出来事だって、もっと別の視点で俯瞰すれば悪いことなんかじゃないと言ってくれているようで。

そんな石井ゆかりさんに会える、これはもう行くしかないでしょう。

で、今日。車を運転しない凡子は、ダンナに頼み込んで、車を出してもらい、いざ石巻へ。

同じ宮城県に住みながら、石巻に来るのは実に十数年ぶり。息子が小学生の頃、石ノ森萬画館、マンガッタンに行って以来。震災があって、石巻は大きく変わり、今復興の道を歩んでいます。

会場マップを入手して、いざ、出張筋トレ、石井ゆかりさんの出店場所へ。
古本市の開始時間は、11時から。凡子が着いたのは11時20分頃。既に人がたくさん並んでいます。

人の影から石井さんらしき人が見えます。
「嬉しい!! お会いできた~!!」喜びもつかの間、「本、残り5冊でーす」と声がかかる。

そう販売予定の本は、残り5冊。まだ前には何人か人が。
えっと、そんな、まさか!?

「ここまで終わりです」と、無常の声。

そう、凡子の一人前で本は全て完売。ちーん。

マンガのような展開。

出がけに「日傘持たなきゃ。それと本入れる袋も。汗ふくハンカチ」とモタモタして出るのが遅くなったのは、凡子の敗因。この間の悪さ、詰めの甘さ、鈍くささは、常のこと。
手が届くかに見えた、青い鳥は、大空に羽ばたいていってしまいました(泣)

それでも、石井さんは持参した星座の本に、快くサインをしてくださいました。置いてこようと思ったけど、持ってきてよかった。ナイスプレー!
ご本人にもお会いできて、凡子は大満足でございます。

書籍の売り上げは、全額石巻市に寄付してくださるのだそう。それも毎年。
被災地に住むのに、何にもできていないわが身を顧みて、ただただ感謝でございます。

きちんとお礼を申し上げていませんでしたので、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
今日は本当にありがとうございました。

買えなかった本は、今しがたアマゾンに注文させていただきました。

全ては善きかな。善きかな~!!