50代うすぼんやり生きています

50代のあれやこれや、管理人「凡子」が関わってきた今昔を綴っていきます

Amazon「Kindle Unlimited」30日間無料読み放題を使ってみた

どうも凡子です。
断捨離計画がとん挫しています。ベッド周りには、積ん読された本が散乱。

マンガ『BLAME!』(二瓶勉・著)の冒頭で、主人公の霧亥が古ぼけた本を取り出し、その中の一節を読んで、「大地って何だ?」とつぶやくシーンがあります。
傍らにいた女が、それを見て、「それ何? ハードコピー? ずいぶん古い」と問いかけます。『BLAME!』の世界では、大地もなければ、紙媒体の本もとうに失われているよう。

そのシーンを読むたび、そうそう、紙媒体の本はなくしちゃいけないと思ってた凡子でしたが、いや~50歳も過ぎると、そんな情緒的なことを言ってる場合じゃないことに気づきます。

Amazon「Kindle Unlimited」30日間無料読み放題を使ってみた

年を取ると買い物に行っても重いものは何も買いたくなくなって、パセリだけ買ってきたとかいう話を聞きます。そう遠くない未来を思うと、今までのように無計画に本は増やせない。

で、遅まきながら、Amazon電子書籍Kindleを試してみました。よく知ってるし、使い倒しているという方、スルーしてください。

Kindleの端末を買わなきゃいけないのかと思ってましたが、アプリを無料ダウンロードすれば、スマホでもpcでも読める!? すげえ。

寝る前は絶対本読みながらの寝落ちなので(内容は頭に入っちゃいません。睡眠薬替わり)、寝ながらスマホで読めるのは、非常にありがたいです、ハイ。

電子書籍を買う前に、読み放題の「Kindle Unlimited」が30日無料というので、これは使わねばなるまいということで、使ってみました。

Kindle Unlimited会員登録

以下「Kindle Unlimited」を使ってみて、わかったことを書きます。

Amazon電子書籍全部は読めない
全ての電子書籍が読めるのかなと甘いことを考えてましたが、そんなはずもなく。書籍、コミック、雑誌を含む和書12万冊(2017年11月時点)は読めるようなのですが、ほしい本があるかというと、それはその人次第なんじゃないかと思います。

でも、一期一会の出会いがあって、自分では買わないだろうなって本で、ちょっと人生観が変わるくらいの本と出会えたのは、すごくよかった。

この本については、まとめられれば(られるのか!?)、記事を書こうと思います。

ダウンロードしておける本は、10冊まで
ベッド周りに積ん読してる本を考えれば、それが10冊減るとなるとかなりいい感じ。散乱してた本は、各段に減ります。10冊が少ないという人もいるかと思いますが、脳のキャパが小さい凡子にはこれで十分かも。

マーカー(ハイライト)が引ける、メモも書ける
これは、「Kindle Unlimited」というよりKindle本の特徴。
実際の本には引きたくないですが、電子書籍なら思う存分引けるし、メモも書けます。

ハイライト部分は、後からマイノートとして一覧にして見ることも可能。←これ相当いい。ただ、「Kindle Unlimited」の契約期間が終了すると、当たり前ですが見られなくなります。読み放題の本は「Personal letter」というタイトルに置き換わって、何の本をダウンロードしたかもわからなくなります。

契約期間が終了までは、読めるし、ダウンロードもできる
ダウンロードはしたものの最後まで読めたのは、マンガを除けば4冊くらい。のろのろ凡子、全然読めてません。読み放題の「Kindle Unlimited」は、月額980円なので、元は取れているとはいえ、やっぱり自分の好きな本を読みたい、忘れっぽくビビりなので、忘れる前に28日目で、解約(停止)。

解約後も、無料期間終了までは、ダウンロードも閲覧もできました。解約後に、小島アジコさんの『はてな村奇譚』が読めることに気づいて、慌てて読みました。

凡子の知らない、はてなの世界が広がっていて、とても興味深く読ませていただきました。

Kindle本と「Kindle Unlimited」対象本を間違えてはいけない
読み放題で読もうと思って、思わず「読み放題で読む」の下にある「1-Clickで今すぐ買う」ボタンを押してしまわないように。罠です(ウソ)。

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買ってしまうと、料金がかかっちゃうので、お気を付けください。凡子は、結構やらかしそうになってました。

 同じタイトルのKindle本を買っても、「Kindle Unlimited」のマーカーは復活しない
同じ本を手元に置いておきたくて、解約後Kindle本で買い直しましたが、マーカーは復活しませんでした。「Kindle Unlimited」対象本とKindle本は、違う本という扱いなんだと思います。

 

以上、わかったのは、こんなとこでしょうか。
読み放題の「Kindle Unlimited」は解約しましたが、Kindle本はかなりよかったので、電子書籍もありだなという結論に達しました。何冊か買ってます。

ただ、電子書籍一択には、やっぱならないんじゃないかとも思います。

凡子は、星占いの石井ゆかりさんが好きなのですが、ゆかりさんの本で、何冊か出ているビブリオマンシー本。ビブリオマンシーっていうのは、厚みのある本を、ランダムに開いて、そこに偶然出てきたページにある言葉を「お告げ」としてきくという占いです。

その偶然性が好きです。

この占い、かなり古いものらしく、萩尾望都先生の『王妃マルゴ』の中でも、預言者ノストラダムスが幼いマルゴに、この占いをする姿が描かれています。

ノストラダムスはマルゴに、名前の本を開くように促します。違うページを3度開かせて、出てきた名前は全て「アンリ」。「三人の”アンリ”があなたをとりまいています…」と、ノストラダムス。「あなたの恋人の名前は”アンリ”」「あなたの結婚する相手の名前は”アンリ”」「そしてあなたの敵の名前は”アンリ”」

ここから3アンリの戦いが預言されるという、ドラマチックで緊迫のシーン。

やっぱり、紙本は素晴らしい。こういうところにロマンを感じている限り、凡子の家から紙本はなくならないだろうなと思うのでありました。

皆さまも手近な本を開いて、ビブリオマンシー占いを楽しんでみてはいかがでしょう?

 

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