50代うすぼんやり生きています

50代のあれやこれや、管理人「凡子」が関わってきた今昔を綴っていきます

マルチタスクへのハードルは高すぎて

女性の方がマルチタスク能力に優れている、なんて話があります。
いや、そうじゃなくて実は男性の方が優れているという研究結果もあるようですが、男女に関わらず、複数の作業を同時にこなせる、マルチタスク能力、憧れます。

じゃ凡子、マルチタスク型じゃないなら、一点集中型のシングルタスク型なのかといえば、それもちょっと違う。集中型といえば集中型だが、集中力が持続する時間がなぜか異様に短い。

例えるならば、三歩歩けば忘れるニワトリか、一歩歩いただけで忘れるハムスター。ワーキングメモリの容量のちっささが、蚤クラス。

マルチタスクへのハードルは高すぎて

 職場の人たちが、電話で会話しながらメモを取りつつ、ネットで確認とか、高度なことを平気でやってる中、凡子が電話を取り次けば、頭には、はてなマークが乱れ飛ぶ。

「なんちゃら横文字カンパニー、企画部の加藤です」とか会社名を名乗られても、処理能力が追い付かず、「なんとか…企画部の何とかさんから電話入ってます」なんて大ざっぱすぎる取次ぎに。

企画部の何とかさんって誰よ。せめて加藤さんは外しちゃダメだろとか思うのですが、記憶に残っているのは、企画部のところだけ。いや~記憶が抜ける抜ける。恐ろしい。

見た目は子供、頭脳は大人」だから、コナンくんは、難事件を解決できるのであって、「見た目は人間、頭脳はハムスター」って、激ヤバイでしょう。人として。

頭脳がハムスターって、難事件も解決どころか、探偵自身が道に迷って事件現場にたどり着かないレベルです。

今日も、会社で取っている新聞を束にまとめていたところに、事務用品の通販会社から備品が到着。電話が鳴ったので、走って取って、3回コールがなる前にすかさず対応。

電話対応が終わり、ほっと一息、お茶なんかをすすっていると、「凡子さ~~ん、カウンター!!」と、事務員さんの声。

カウンターに目をやれば、半分だけ紐がかかった新聞紙とか、仕分け途中の備品とか、死屍累々と横たわるやりかけの仕事たち。

あ~、マルチタスクになりたい。

その中でも、マルチタスクぶりの最たるものといえば、トイレ、それも個室での会話ではないでしょうか。
これが男性なら、隣同士で用を足しながら、会話もありだと思うんですよ。ドラマなんかでも、陰謀がうず巻いたり、駆け引きがあったり、ときにユーモラスだったりするシーン。

だだ、女性の場合はどうでしょう。秘密の花園、男性ほどには、フレンドリーじゃないかもしれません。

隣の個室に入った、先輩からの予期せぬ声掛け。

「今入っているの、凡子さん?」
「……」
「さっきの件だけど」
「……」
「凡子さんだよね」
「……(小さな声で)はい」

どんだけマルチタスクなんだか。用を足しながらの会話とか。マルチタスクのカケラもない凡子にゃ、荷が重すぎだっつーの。

これやる人、結構います。みんな有能すぎ。お願いだから、集中させて。

で、更に究極ワザ。個室に入っていたら、話し声。また話しかけられてる?と思うも、話が見えない。

そう、聞けば、トイレの個室から外部に電話をしている模様。
流暢に会話をしつつ、スマホを落とさないよう気を配りながらの、一連の作業。

どんだけ有能!!

反響音や流水音がどれほど相手に伝わっているかとか、電話相手との関係性なんかも気になって、全然集中できません。

普段の生活でも、息するだけで精一杯、他全ていい加減とか、シングルタスクにもほどがある凡子には到底真似できそうにもありません。高度すぎの究極技。

でも時代は、マルチタスク
凡子からの電話に流水音が混じっていたら、ああそのときは、マルチタスクへの空に飛び立った凡子に、惜しみない拍手を送ってくださいましね。

にほんブログ村 シニア日記ブログ 50歳代へ
にほんブログ村